お墓

墓じまいの注意点

本日は墓じまいについてブログを書きたいと思います。

最近、かなりの数の墓じまいのご依頼、ご相談をいただきます。ありがとうごさいます。

お客様が墓じまいをご検討される理由として多いのが、跡取り問題、お墓のある場所が遠方であるが圧倒的に多い感じがします。

日本の抱える問題の一つである少子高齢化問題がお墓の管理、維持にまで発展してきた大きな表れだと認識しております。

墓じまいのご相談の際はまず、ご家族、ご親族の中で話し合いができているかをお聞きしますが、そこで躓くことはまずありません。

その次の問題で頭を抱えることが多いのが、指定業者問題です。指定業者とはお寺の墓地や私営霊園などに多いのですがそこが指定する石材店でないと工事をさせないというのです。

指定業者でないと工事をさせないという理由はいろいろあります。①お寺がその石材店とお金(手数料、バックマージンともいう)で繋がっているケース②霊園を開発する際に石材店が費用を負担した(投資をした)ことと引き換えに工事を独占的、優先的にする権利を行使するケースなどが挙げられます。

このルールで泣かされるのはそこで墓を建ててしまったお客様たちです。墓じまい費用が弊社の倍以上の金額でもその指定業者でないと施工できないのです。お墓を建てる際にそう規約に定めているというのが上等文句です。

中にはお寺さんと不仲だから、絶対に弊社でやってほしい、いくらかかってもいいから、弊社にお願いしたいとありがたいお言葉をかけてくださる方もいらっしゃいました。

しかし、結果は・・・残念ながら弊社でご依頼を承ることができず、挙句の果てにお客様はだったらもうそのまま放置しておきますって…

そこまでしても、お寺さんの指定する石材店には頼みたくないというお客様もいる中でこの制度はもう古く、時代にあっていないと早めに気づかれて指定業者制度を廃止するお寺も増えてきました。

一般市民に理解されない制度をいつまでもやっているから業界が衰退に向かっている気がします。

法律的には通用しないこの制度はいつか問題になり、廃止されていくことを切に願います。

墓じまいをご検討されている方にとって、1番の重要な問題を今日はお伝えさせていただきました。

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