今年も3月11日がやってきました。東日本大震災から14年。
テレビでも特集が多く組まれていましたが、特に印象に残ったのが「話し続けることが、供養になる」という言葉。
時が経つにつれて、記憶はどうしても薄れてしまいます。
でも「話すこと」は、忘れないための行為でもあるんですね。
実際、私たちの仕事でも、たとえば「お墓をどうするか」「遠くて通えなくなった」というご相談が増えています。
それも、“思い出を絶やさないための手段”として、すごく大切なことだと思います。
供養って、手を合わせるだけじゃない。
話すこと、思い出すこと、考えること――それも全部、やさしい供養のかたち。
3月11日は、手を合わせるだけじゃなく、誰かと少しだけ“思い出を言葉にしてみる”日にしてもいいかもしれません。