Diary

好きな作家さん②〜スタッフブログ〜

前回に続き、好きな作家さんの紹介です

次にご紹介するのは、高田郁さん

初めて読んだのは「みをつくし料理帖」でした

主人公は水害で天涯孤独となった澪という女の子で、上方(大阪)で天性の味覚を見込まれ料理屋にて修行を積むも、その料理屋が焼失したため、伝手をたどって江戸へ向かいますが…

友との再会、身分違いの恋、商売敵との競い合いなど大きなエピソードも面白いのですが、とにかく澪の作る料理が滋味深く美味しそうで、読んだあとはいつもより丁寧なごはんを作りたくなります

ドラマや映画化されたので、ご存知の方も多いと思いますが、ぜひ原作を読んでいただきたいです

そして、デビュー作の「出世花」も、とても心に残る作品です

主人公の艶(えん)は、父親と共に敵討ちの旅に出た先で行き倒れていたところを近くの寺の僧侶に助けられ、そのまま寺で育てられます

やがて成長期し、湯灌(ゆかん)の手伝いを始め、住職より縁(えん)という名をもらい、養子縁組を求められるも「湯灌の仕事を続けたい」と願い…

物語の一つ一つが、温かく切なく慈しみ深く、優しさに溢れていて、じっくりと読みたい一冊です

今回は子育て抜きで書けました 笑

最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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