最近、また子育てブログになっていたので、久しぶりにちがう話題にしようと思い、今回は好きな作家さんを紹介します
湊かなえさん
お名前は存じ上げていたものの、初めて作品に触れたのは「Nのために」というドラマでした
そのドラマに引き込まれ原作があることを知り手に取ったのが最初で、特に映画化された「告白」は衝撃的でした
著書の中でも一番心に残っているのは「絶唱」という、阪神淡路大震災で被災し、心に傷を負った女性たちのオムニバス形式の物語です
湊かなえさんの「イヤミス」と呼ばれる他の著書とは少し趣きがちがい、かと言って明るい物語でもないのですが、とても印象的でした
その中で、いろいろなことに疲れてしまったシングルマザーが子どもを置いていってしまう話があります
傍から見るとひどい母親に見えるのですが、その女性の内面が語られる場面を読むと、共感できる部分が多く「私も紙一重だな」と思いました
子育ての話題から離れようとしたのに、結局そこに繋がるエピソードになってしまいました 笑
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
※「イヤミス」とは、読んだ後に気分がもやもやしたり後味が悪くなったりするミステリー小説のこと